1月9日、葛城市内の神社のトップを切り、
弁之庄諸鍬神社でおんだ祭が行われました。
五穀豊穣を祈願して、古式にのっとり
お田植えの神事を執り行う伝統行事です。
午後2時からの神事の後、忌竹に囲まれた
神殿での田植えの所作が行われました。
牛が鋤を引き馬鍬で田をならした後、
松葉を苗に見立てての田植え。
牛がのんびりしすぎているので、
牛使いが「こら、もっと早よ引かんかい」
と叱りつけます。
周囲からは笑い声が上がります。
3時になると、人でいっぱいになった
境内で御供まきが始まりました。
色とりどりの餅がまかれるたび、
どっと歓声が上がり、皆こぞって餅を拾い
集めます。冬の青空に向かってまかれた
餅はあっというまになくなり
御供まきは5分ほどで終了。
「いつもやったら横殴りの雪が吹きつけたり
するのに、今日はほんまにええお天気で」と、
神主さん。桑山氏の産土神を祀る
諸鍬神社の歴史は古く、現在の地に復祀して
150年ほどになります。
春をよぶ古式ゆかしいお祭りを、
今後も大切に守り続けてほしいものです。
(葛城市HPより引用)